遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
30代前半、最後の年のテーマは「生涯現役」でいこうかと思います。
細かい経緯は割愛しますが、色々とあって80代のじいちゃんとその奥さんの3人でDVD鑑賞をすることになりました。
面白いDVDだからとじいちゃんに勧められ、僕もそこそこ映画は好きなんでじいちゃんのお勧めだしクラシックな映画かな、と思ったりしながらテレビの前に座っていました。
プレイヤーの電源を入れると画面には、プレイリスト1、プレイリスト2、って具合にリスト7くらいまで表示されました。
この時点で、うん?映画?、という疑問が。
プレイリスト1にカーソルを合わせて再生ボタンを押したところ、画面には裸で絡み合う男女の姿が登場。
いわゆる、アダルトビデオです。
テレビから聞こえてくる喘ぎ声を除くと、場は文字通り「し〜〜〜ん」という表現がぴったりな雰囲気に。
80代のじいちゃん、ばあちゃんとAV鑑賞って、なにこのシュールな設定、と僕的にはちょっと面白く笑いそうになったんですが、気になるのはばあちゃんの反応。
チラッとばあちゃんの方を見ると、「ピキーーン」っていう表情に。
そのうち、ばあちゃんが「これは一体、何なの?嫌だねぇ、これは何?」とじいちゃんに。
夫婦でAV鑑賞が趣味、っていうのでなければ当然の反応だよなと思いつつ、じいちゃんこれどうやって収めるんだろと見てたところ。
じいちゃん、「この女優は良い女優だよ、綺麗だし、これは良いよ」と、ばあちゃんに画面の中で喘いでいる女優の素晴らしさの説明を始めました。
「おい!ジジイ!」と思わず言いそうになったんですが、じいちゃん、さすがにそこはばあちゃんに理解を求めるのは無理があるだろ。
案の定、ばあちゃん、私はもういい、と退席。
懲りないじいちゃん、今度は僕に、「これは良いね、このカメラワークも良いね。これは良い作品だ」と解説を始めました。
男として気持は分からんでもないけど、エロジジイという単語しか思い浮かびませんでした。
きっと、仲間とAV鑑賞をするのが趣味なんだろうなと推測。
残念ながら僕には人と一緒にAV鑑賞をする趣味がないので、素晴らしさを分かち合うことはできませんでした。
ただ、ばあちゃんにAV観せるのは人として最低だけど、80代になってもAVを楽しもうという姿勢は男として最高だと思います。
そんなわけで、今年のテーマは「生涯現役」です。