大室山頂上付近で、あっちもこっちもバイケイソウとトリカブトが植生していました。
植物には詳しくないんで、多分、バイケイソウとトリカブトと思うんですが。
どちらも毒系の植物で、特にトリカブトは植物界最強の呼び声も高い草です。
バイケイソウは山菜のオオバキボウシ、トリカブトは薬草のゲンノショウコに似ているため、誤食して中毒を引き起こす人もいるそうです。
オオバキボウシはよく分からないけど、ゲンノショウコは僕が住んでいる近隣でもよく見かけます。
時期によってはゲンノショウコの葉には赤紫の斑点があり、トリカブトと見分ける手がかりの一つになります。
赤紫の斑点が毒々しく、見た目はトリカブトよりも毒っぽいけど、れっきとした下痢や腹痛に効く薬草です。
僕も一房取ってきて乾燥させ、いつでも煎じて飲める状態にしてあるんですが、おかげさまで腹痛や下痢を患う事もなく健康体なんで口にする機会がありません。
何ともない状態で飲んでもただの苦い液体だろうし、好んでまずい物を口にしたくはないんで。
長野に移住した当初、地元の人にスイセンの葉をニラと間違えて食べないように、と幾度か注意されました。
ニュースでもたまにやってるでしょ、と言われたんですが、名古屋で、ニラとスイセンを誤食して食中毒が発生しました、なんてニュースは一度も見た事がありません。
そもそも、ニラってスーパーにあるんじゃないんですか、という素朴な疑問も。
先日、見ず知らずのおばちゃんと山菜を採りました。
ノビル、アサツキ、ヨモギ、ワラビ、それからミツバ。
山菜採りと言えば聞こえはいいけど、要は草や葉っぱを採ってただけなんですが。
通常のノビルがBカップくらいとすると、Gカップくらいあるノビルを発見。
喜び勇んで採ろうとしたら、おばちゃんに、それはスイセンだから駄目だよ、と言われました。
なるほど、こうやって人は食中毒を起こすんだな、となんか納得しました。
おばちゃんには、ノビルとスイセンを間違える人はあまりいないよ、と付け足されましたが。
ちなみに、今回のルートは丸太橋あり、鎖場あり、はしごあり、それから渡渉っぽいこともありで楽しかったです。
西丹沢自然教室 5:35 - 畦ヶ丸 7:45 - 白石峠 9:15 - 加入道山 9:40 - 大室山 10:45 - 犬越路 12:10 - 熊笹ノ峰 13:50 - 檜洞丸 14:35 - 西丹沢自然教室 16:45