これっぽっちもゴールデン感のない1週間を過ごしています。
両松葉→片松葉→ロフストランド杖→二足歩行という流れで、最近ようやく二本足で歩けるようになりました。ペンギンのような、歩き始めの赤ちゃんのような、ちょっと可愛いよちよちした感じではあるけど、なんとか歩いています。
家の中や病院では二足歩行なんですが、道路のちょっとした段差や傾斜などはまだまだ二足でクリアするにはレベル不足なんで、外出する際は杖と一緒です。
リハビリをしていると、へぇ〜〜、と思う事が色々あります。
人間は歩く時、かかとから足を付けて、足の外側から小指にかけて体重をかけ、親指で蹴りだす、という動作を無意識のうちにやっているそうです。
無意識のうちにやってるはずなのに、意識するとなぜかできません。
最初にかかとに体重をかけて下さい、と言われても、どうやってかかとに荷重するか分かりませんでした。
あーでもない、こーでもないと試行錯誤した結果、1週間くらいたったある日、ある瞬間、あっ、かかとに荷重するってこういうことか、と閃きました。
次に外側から小指にかけての体重移動。
そんなこと言われてもどーしたらいいの?という感じで、そのまま疑問をリハビリの担当医に尋ねたところ、言葉で説明しても難しいと思います、とのこと。
とにかく足を使って体で覚えるしかない、ってことみたいです。
これも、閃きはなかったものの気付いたらできるようになってました。
左脚を無意識にかばってるため、右に重心がいってるからもっと左に体重を持ってきてください、と言われ、鏡で確認すると歩いてる姿も立ってる姿も確かにえらい右に傾いていました。
左に体重をかけるってことは、体を左にもっていけばいいんだろうと思い上体を左に傾けていたら、それではダメです、腰が右に右に逃げてるから、腰を左にもってこないと体重はかかりませんよ、と言われました。
やっぱり、腰って要なんですね。
ひざの曲げ伸ばしに関しても、僕は曲げるほうが重要と思っていたんですが、実際は伸ばす方が大切なんだそうです。
ひざが伸びないと体重をしっかりかけることができなくなり、そうなるとバランスが悪くなり結果、姿勢が悪くなったり色々な弊害がでてくるみたいです。
1ヶ月前に比べたらだいぶひざも動くようになってきたけど、歩行と比較したらもうちょっと時間がかかりそうです。
こんな感じで、色々と学びながら少しずつ回復に向かっています。